K-1実行委員会は、24日に横浜アリーナで開催の「K-1 WGP 2019」(日刊スポーツ新聞社後援)で予定していたクルーザー級タイトルマッチ、王者シナ・カリミアン(31=イラン)-愛鷹亮(29)戦の中止を23日、都内での公開計量会見の場で発表した。

カリミアンがイラン帰国中の19日、あばら骨を負傷。21日に来日して診断を受けたところ、12週間の加療を要すことが判明した。中村K-1プロデューサーによれば「本人は出場を希望していたが、昨日、痛みが出てドクターストップとなった」という。

8月の大阪大会のノンタイトル戦では、愛鷹が3回57秒、右フック1発でKO勝ち。今回の再戦で、ベルト奪取に燃えていた愛鷹には無念の結果となった。それでも、愛鷹は24日の試合を希望しており、K-1実行委員会が人選中だという。

この日、計量をリミットの90キロでパスし、会見に同席した愛鷹は「今朝、カリミアン選手が試合できないと聞いた。なかなかチャンピオンにはなれないと思ったが、明日は試合したい」と、今後のタイトル戦仕切り直しに向けて、気を取り直していた。