K-1スーパーライト級王者安保瑠輝也(24=team ALL-WIN)が、延長の激闘を制して初防衛に成功した。

前王者ゲーオ・ウィラサクレック(35=タイ)との再戦。3回終了時点では判定0-1と不利も、延長で判定3-0と逆転した。今回が185戦目の挑戦者に苦しみながら、ベルトを死守した。安保の戦績は18勝(9KO)4敗。

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死闘を制した安保に笑顔はなかった。リング上でマイクを手にした第一声も「すみません」。185戦のキャリアを誇る前王者の老練さにとことん苦しめられた。「自分はまだまだ弱い。もっと鍛え直して、最高の状態で(試合が)できるようにしたい」と言った。

ベルトを奪った6月30日両国大会以来の再戦だった。前回も延長の末、きわどい判定勝ち。納得のいかない勝利に自ら再戦を直訴したほどだった。前日会見でも「白黒をつけるだけ。メインを任された。K-1の顔としてやっていけるか、みんなに見られる。1ラウンドからガンガンいく」と意気込んでいた。しかし結果は空回りで、百戦錬磨の相手にペースを握られた。

幼いころから始めた空手が原点。「天才空手兄弟」とテレビにも取り上げられたほど有名な「安保3兄弟」の真ん中。K-1の舞台でも順調に階段を上ってきたが、足りなさを突きつけられた。「もっと強くなりたい」。新年の課題は明確になった。【実藤健一】

▽ゲーオ(安保に判定負け)「思った結果にならず悲しい。ジャッジに負けた。アウェーではこういうことがあると思っていた」