IWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロム(31)とSHO(31)の最後の前哨戦は30分時間切れで、引き分けとなった。

これまで同様に相対すれば、力と力の勝負を見せてきた2人は、この日も最後までぶつかり合った。終盤にはラリアットの打ち合いを5度も行ったが、両者とも倒れず。残り1分を切り、最後まで技を繰り出したが、3カウントを奪うことはできなかった。

1月6日東京ドームシティ大会後に高橋が相手に指名。「お前との対戦はものすごく楽しい。興奮する」と話す高橋に、SHOも「指名されるんじゃないかと思っていた。(ベルト)初挑戦の相手が同い年のヒロムで運命を感じる」と相思相愛。前哨戦の後半では高橋が願っていたバックステージでの“対談”も実現。高橋の「お前の夢は何だ?」という質問に、SHOは「新日本ジュニアのベルトを巻いて最強になり、人の支えになるレスラーになること」としっかり答え、お互いに士気を高めた。

同17日からパートナーを変えながら、計12試合の前哨戦を行ってきた。結果は高橋ヒロムの7勝3敗2分けとなったが、2人で試合が決することはなかった。「最高の試合をしようぜ」。お互いを認め合う2人の戦いが、10日広島でいよいよ決着する。