女性版タイガーマスク「タイガークイーン」が誕生する。初代タイガーマスクの佐山サトル(63)が主宰するストロングスタイルプロレスが17日、都内での会見で発表した。佐山がプロデュースし、ジャガー横田がアドバイザーを務める。7月29日後楽園大会でデビューを果たす。

過去4代のタイガーマスク、佐山が手がけたスーパー・タイガーなどはすべて男性。初の「女タイガー」とは半年前に出会い、特訓を重ねてきた。佐山は「こんなにいい選手がいると思わなかった。何でもできる選手。一目見たら、私が指導してきたことはすぐに分かる」と胸を躍らせた。一緒に指導してきたジャガー横田も「楽しみな選手」と太鼓判を押した。

タイガークイーンは会見に姿を見せなかった。正体は不明。配布されたイラストでは、茶髪と青い目が特徴のようだ。対戦相手は未定だが、初代タイガーマスクを仕掛けた新間寿氏(現ストロングスタイルプロレス会長)は「タイガーマスクもデビュー戦がダイナマイト・キッドだったからこそ、今がある。クイーンもデビュー戦が大事。その評価によってどうなるか。いいマッチメークをしてほしい」と期待を寄せた。