9月のK-1ウエルター級王座決定トーナメント準Vの安保瑠輝也(25=CLUB es/team ALL-WIN)が早くも再起戦に臨む。12月4日、エディオンアリーナ大阪で開催されるK-1大阪大会(日刊スポーツ新聞社後援)で海斗(26=ポゴナ・クラブジム)との同級3分3回で対戦すると28日、発表された。

同トーナメント決勝で野杁正明に敗れ、2位だった安保は28日に都内のホテルでカード発表会見に出席。1日3試合の過酷なトーナメントによる激戦で耳の鼓膜負傷やあばら骨の骨折を余儀なくされたことを明かした上で「野杁選手との差を埋めたい。王者として野杁選手が休んでいるうちに試合経験を積みたい。今は王者野杁選手しかみていない」と早期リング復帰の経緯を説明。王者野杁の撃破を目標として掲げつつも「海斗選手をなめていないし、対策も練っているので、まあ楽しみにしていただければと思います」と静かに燃えていた。

一方、現在3連敗中という海斗は「あとがない。地元は関西なのでたくさん応援に来てくれると思う。(安保は)手足も長いが、倒します。リングに寝てもらいます」と力強く宣言していた。安保-海斗戦は当初、21年1月のK-1代々木大会で組まれていたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、大会自体が延期に。さらに安保が拳を痛めたことで、対戦自体も流れていた。