元K-1スーパーバンタム級王者で東洋太平洋同級14位の武居由樹(26=大橋)が転向後5戦目で初タイトル獲得に成功した。同級王者ペテ・アポリナル(27=フィリピン)に挑み、5回2分7秒、レフェリーストップによるTKO勝ちでタイトル奪取に成功。日本人のK-1王者としてはヘビー級の藤本京太郎(現京太郎)に続く、東洋太平洋王座獲得となった。
強烈な武居の強打がさえた。2回、右フックで初ダウンを奪うと、左ストレートでダウンを追加した。4回には右フックで3度目のダウンを奪取し、5回に左ストレートを打ち込み、王者をぐらつかせたところでレフェリーストップとなった。左肩にベルトを懸けた武居は「正直、K1のベルトを返上してからボクシングで王座になれるか不安でしたが、応援で背中を押してくれてみんなで取れたベルトだと思っています」と笑顔をみせた。
ボクシング転向後は2回が最長ラウンドだったため、5回は最長だった。武居は「5回は長いですね。5回やって良い経験になりましたもっと相手が強くなって10回になると思うので、もっともっと強くなりたい」と決意も新た。指導を受ける元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナーもプロ5戦目で東洋太平洋王座を獲得したこともあり「八重樫さんも5試合の5回で勝ったみたいなので師匠と同じです」と笑わせた。
14年11月にキックボクサーとしてプロデビューからを含め、今回が区切りのプロ30戦目でボクシングの地域王座を手にした。武居とっては、これも通過点に過ぎない。「まだベルトをとってもまだまだ。強い相手と戦っていつか世界王者になるのでパワーを送ってください」と力強く宣言していた。

