K-1の元3階級制覇王者・武尊(31)が21日、成田空港からフランスへ飛んだ。約1年ぶりの復帰戦となるImpact In Paris(24日、フランス・パリ、ゼニスアリーナ)で、ベイリー・サグデン(25=英国)とISKA61キロ級タイトル戦(3分5回)に臨む。出発前に取材に対応し、「海外での試合ということで、移動がどれくらい疲れるか未知数。やったことないお客さんの反応、熱も違うと思うし、ただ、そういうのも楽しみながらやっていきたい」と意気込みを口にした。
今大会は「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で独占生中継。武尊はABEMAと1試合最低報酬1億円の日本初となるペーパービュー(PPV)ファイター契約の締結したことでも話題を呼んだ。「日本だと、あまりなじみがないというか、ネット配信を買うことがなじみがないかもしれないけど、これもスポーツの発展のためにやっていきたい。海外はスポーツへのリスペクトがすごい。今回が、そういうきっかけになれたら。最高の試合を見せるので。ベルトを持って帰ってきます」とファンへ向けて必勝を誓った。
昨年6月19日の「THE MATCH 2022」で那須川天心と対し、判定負けを喫した。その一戦以来となる再起戦。周囲の期待も大きい。「プレッシャーとかはありますけど、本当に(前回)負けてやめるつもりだった。言い方悪いですけど、1回死んだ命なので。いい意味で失うものもない。思いっきり全力で格闘技を楽しんでいきたい」と言葉に力を込めた。
「ずっと負けなかったことで、負けへの恐怖が大きくなっていった。そういう恐怖とかで、練習や試合をやっていた。でも、負けたことで、そういう呪縛みたいなものはなくなった。本当に今は格闘技が楽しい」。白いジャージーの左袖には、日本の国旗をあしらった。「日本代表なので」。生まれ変わったシン・武尊が、決戦の地に乗り込む。

