プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)が5月4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナでWBA世界同級2位ラモン・カルデナス(29=米国)との防衛戦に臨むと12日(日本時間13日)、興行主の米プロモート大手トップランク社から正式発表された。

井上にとってWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者時代となる21年6月のマイケル・ダスマリナス(フィリピン)との防衛戦以来、約3年11カ月ぶりの「聖地」再上陸となる。22年6月、日本人で初めて米老舗専門誌ザ・リング選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超越した最強ボクサーランキング)1位となって以降、初めてのラスベガスでのリングになるだけに、全米のボクシングファンからも大きな注目を集めそうだ。

今年1月、井上が金芸俊(韓国)との防衛戦に4回KO勝利した後、陣営は米プロモート大手トップランク社を通じてWBC世界同級1位アラン・ピカソ(メキシコ)ら複数の世界上位ランカーと交渉を継続。最終的にカルナデスとの交渉に一本化されていた。

身長165センチの右ボクサーファイターとなるカルデナスは強打が武器で愛称もディタミーナ(スペイン語でダイナマイト)となる。今年2月には井上の練習パートナーも務めた経験を持つ20戦全勝のブライアン・アコスタ(メキシコ)に判定勝利し、通算26勝(14KO)1敗の戦績の持ち主だ。

井上にとって過去2度のラスベガス戦は、いずれもコロナ禍だった。20年10月のジェソン・モロニー戦が無観客、そして21年6月のダスマリナス戦は入場制限がある中での防衛戦だった。今回は最大2万人収容で数多くのビッグマッチが開催されているT-モバイルアリーナ。堂々たるメインイベンターとしてラスベガスに乗り込むことになる。

また4団体統一王者として4度目(WBAスーパー、IBF4度目、WBC、WBO5度目)の防衛に成功すれば、「カネロ」の愛称で人気の現3団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)が保持する4度防衛という世界記録に並ぶことになる。