全国高校総体(インターハイ)ボクシング(28~8月3日、岡山・玉野市総合体育館)に開志学園勢が男女7人出場する。中でもバンタム級の三國成(3年)とライト級の天井沢祐志(同)は3年連続の出場。経験を武器に、最後のインターハイで初の全国制覇を狙っている。【斎藤慎一郎】

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切れのあるシャドー、グローブをつければ正確なパンチと、精度の高いボクシングが天井沢の身上だ。6月の北信越総体で右こぶしを痛めたものの、「その分、課題だった左のリードを鍛えられた」と、インターハイを前にケガの期間をうまく利用して実力アップにつなげた。

三國と並んで県総体3連覇。全国舞台の常連だ。「全国で勝つにはやはり気持ち。自信のあるパンチを大事なところで打ち込めるように」と精神力の強さがマストと感じている。開志学園では部をまとめる主将。「みんながサンドバッグを打っているときに、声を出して鼓舞する」。その分、率先してハードメニューに取り組む。勝つことへの意識の高さは誰にも負けない自負がある。

早通中では全日本UJフレッュ大会に出場するなど、早くから注目されていた。高校での全国の最高成績は昨年のインターハイのベスト8。「やはりインターハイは最高の大会。優勝したい」。初の高校タイトル奪取に全力を尽くす。

◆天井沢祐志(あまいざわ・ゆうし)2007年(平19)10月30日生まれ、新潟市出身。早通南小4年からキックボクシングを始め、早通中では陸上部に所属し専門は短距離。同時に新潟市ボクシング教室でボクシングを始める。今年3月の全国選抜大会に出場。タイプは右ボクサーファイター。172センチ。

○…フライ級の吉田虎太郎(3年)は昨年に続いて2度目のインターハイになる。昨年は1階級軽いライトフライ級で出場し初戦(2回戦)を突破した。「昨年届かなかったベスト8を目指す」と昨年以上が目標だ。174センチの長身。リーチを生かしたストレートは仁多見史隆監督(50)から重点的に指導を受けてきた。インターハイを最後に競技からは引退する。「思い残すことがないように」とすべてを出し切る。

○…ウエルター級の寺島隆惺(2年)は初出場ながら「もちろん優勝を狙う」と力強い。3月の全国選抜大会で同級3位に入り、今が伸び盛り。それでも「選抜は選抜。インターハイはあらためて挑戦する場」と慢心はない。6月の北信越総体後、要所でポイントを確実に奪うことを意識。「今までは打ち合ってばかりだった。きれいなボクシングも必要」と幅を広げてきた。選抜では優勝した太田成恒(佐賀・高志館)に敗れた。「今度は勝ちたい」とリベンジも狙っている。

○…公開競技として行われる女子にはライト級酒井菜々美(3年)が初出場する。昨年の全日本女子ジュニアではベスト8、今年3月の全国選抜に初出場と経験を積んできた。普段から男子選手とスパーリングを行っている。「みんなレベルが高いし、教えてくれる」と、インターハイを前に足を動かしながらの攻防に進化を感じた。その成果を見せる場に「メダルを取りたい。もちろん1位」と意欲を見せた。

<開志学園出場選手>

【男子】▽ピン級 斎藤新汰(1年)▽ライトフライ級 沖海星(2年)▽フライ級 吉田虎太郎(3年)▽バンタム級 三國成(3年)▽ライト級 天井沢祐志(3年)▽ウエルター級 寺島隆惺(2年)

【女子】▽ライト級 酒井菜々美(3年)