テレンス・クロフォード(37=米国)が史上初の3階級で4団体統一に成功した。現4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(35=メキシコ)に挑み、3-0(115-113×2、116-112)で判定勝利。ダウンこそ生まれなかったが、サウスポーのクロフォードは軽快なステップとジャブでペースを握り、左ボディーを軸に強打を放つアルバレスを掌握。単発の相手に対し、的確な連打とフットワークで流れをつくった。

スーパーウエルター級から一気に2階級上のアルバレスに挑戦するスーパーファイトだったが、的確なパンチをヒットさせて劣勢予想を覆す勝利を奪ったクロフォード。米メディアもこぞって「歴史的勝利」と報道した。

WBO世界ライト級王座を皮切りにスーパーライト級、ウエルター級で4団体統一、スーパーウエルター級でもWBA、WBO暫定王座を獲得していたクロフォードは世界5階級制覇にも成功。「カネロ(アルバレスの愛称)は偉大な王者だ。彼には脱帽するしかない。彼は強い闘志を燃やす選手。カネロには敬意しか抱いていない。俺はカネロの大ファン。彼はチャンピオンの戦いだった」とスーパーファイトの“戦友”をたたえた。

会場となるアレジアント・スタジアムには7万人を超えるファンが詰めかけた。アルバレスの母国メキシコの独立記念日でもあり、メキシコ人が数多く集結していたが、クロフォードが完全に沈黙させた。なお同興行は投資家でサウジアビア総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官(44)が運営。Netflixで全世界に配信されていた。