セミファイナル(第8試合)でプリンセスタッグ王座戦が行われ、挑戦者組オーバーイーツ(上福ゆき&上原わかな)が王者組の享楽共鳴(中島翔子&ハイパーミサヲ)を下して初戴冠を果たした。享楽共鳴は4度目の防衛に失敗した。

試合後の会見で、敗れたミサヲが「侮ってたわけじゃないけど、見たことない新しいオーバーイーツだった」と振り返ったように、上原と上福が殻を破ったような戦いぶりを見せた。

7日の北沢大会で前歯3本を損傷した上原が、中島をかむラフファイトで闘志を見せ、自身のXに「もうすぐプロレスやって9年目になるんですけど、恥ずかしながらガチであのリングの1番高い角っちょ(コーナートップ)から飛ぶ事はおろか、立った事もなくて」などと書き込んでいた上福は、恐怖心を封じ込めてコーナーに登った。

最後は17分2秒、上福がコーナートップからダイビング・フェイマサー(変形ギロチン・エース・クラッシャー)を中島に見舞って、3カウントを奪取した。

上福は試合後、現在は芸能事務所所属で、東京女子プロレスにはフリーで参戦していると説明し「これを機に確実に東京女子所属のレスラーにしてもらいたいと思うから。偉い人! 上福ゆきを逃したら惜しいと思うんで所属にしてください!」とアピール。

一方の上原は「歯が折れた時も、きっと上福さんが隣じゃなかったら、たぶん私は心が折れちゃって、今この場にはいなかったと思うから。本当にパートナーが上福さんで良かったし、こうやってパートナーの証を手に入れられたのが本当にうれしいです」と涙をにじませながら話した。

初防衛戦は10月18日後楽園大会で、まなせゆうな&凍雅と戦うことも決まった。上福から気を引き締める意味で「マジ、調子に乗んなよ。お前、いつでも埋めるからな」とくぎを刺された上原は「埋められないように頑張ります!」と力を込めた。