プロボクシングWBC世界スーパーフライ級1位の坪井智也(30=帝拳)が、対元世界王者2戦連続の完封勝利を宣言した。同級6位で元WBC世界ライトフライ級王者のペドロ・ゲバラ(36=メキシコ)との10回戦(11日、東京・両国国技館)を控えた8日、都内での公式会見に臨み「圧倒的に支配して(相手に)何もさせずに終わりたい」と語った。
2021年の世界選手権で日本人初の金メダリストとなった坪井は、昨年11月にプロ3戦目で元WBC世界スーパーフライ級王者のカルロス・クアドラス(メキシコ)を圧倒して8回TKO勝利を収め、プロデビューからわずか1年でWBC1位をはじめ世界主要4団体で世界トップ10入りを果たした。
プロ4戦目の今回の相手も43勝(22KO)5敗2分けのキャリアを誇る元世界王者。ゲバラはスーパーフライ級でもWBC暫定王座を獲得している2階級制覇王者だが「とても強い選手で手合わせにワクワクしている。尊敬の念を持って圧倒的に試合する」と坪井。練習では「設定した課題を一つ一つクリアしてきた」と精度の高いボクシングにさらに磨きをかけてきた。
ゲバラに勝てば次戦のプロ5戦目で世界挑戦の可能性が高まる。世界王座奪取に成功すれば元世界4階級制覇王者の田中恒成の国内最速記録に並ぶ。今後の青写真について坪井は「今は目の前の試合に集中している」と断った上で「この試合をクリアできれば4団体統一の道もある。まだ僕の知名度はないからスーパーフライ級では対戦することはなさそうだけど、いずれは(現WBA、WBC、IBF世界同級統一王者の)バム(ジェシー・ロドリゲス=米国)とやりたい」と、スター王者との将来的な対戦も視野に入れていた。【首藤正徳】

