日本相撲協会は2日、東京・両国国技館で役員候補選挙の投開票を実施。

 16年に引き続いて投票となった副理事候補選挙で、無所属の錣山親方(元関脇寺尾)が落選した。昨年12月に時津風一門を離脱して、貴乃花一門との協力態勢で臨んだが及ばず。55歳の誕生日を飾ることはできなかったが「1歩踏み出せた。意味はすごく大きいと思う」と、結果よりも立候補したことに意味を見いだした。

 錣山親方と兄弟で副理事の座を争い初当選した井筒親方(元関脇逆鉾)は「複雑な気持ち。(兄弟で)同じ会社にいるもんじゃないなとつくづく思います」とコメントした。