日本相撲協会の健康診断が7日、両国国技館で行われ十両宇良(25=木瀬)が受診した。

 右膝前十字靱帯(じんたい)断裂などで2場所連続全休し春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)では丸2年ぶりの幕下陥落が決定的。そんな苦境にも前向きだった。松葉づえなしで歩けるようになって約2週間たち「まだ負荷はかけられないけど徐々にリハビリをやっています」と説明。さらに「今日うれしかったことは左の握力が70キロあったこと」と話した。新十両時は50~60キロはあったが16年秋場所で骨折し手術。一時は35キロまで落ちた。「ちゃんと鍛え直したら膝も戻るかも。前より強くなって戻りたい」と関取復帰を熱望した。