8場所連続休場からの復活を目指す横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が初日の勢に続き、2日目の小結貴景勝(22=貴乃花)を突き落として2連勝とした。

稀勢の里の連勝は昨年九州場所6日目以来、297日ぶりとなった。1勝2敗と負け越していた相手だけに価値ある連勝となった。

休場明けの横綱白鵬(33=宮城野)は前頭筆頭の勢(31=伊勢ノ海)を上手出し投げで下し、同じく休場明けの横綱鶴竜(33=井筒)も前頭筆頭の魁聖(31=友綱)を送り出してともに2連勝を飾った。

大関とりのかかる関脇御嶽海(25=出羽海)は前頭2枚目千代大龍(29=九重)を押し出して2連勝。

かど番の大関栃ノ心(30=春日野)は前頭2枚目豊山(24=時津風)を寄り切って、大関高安(28=田子ノ浦)は関脇逸ノ城(25=湊)を押し出して2連勝。大関豪栄道(32=境川)は小結玉鷲(33=片男波)を寄り切って今場所初勝利を飾り1勝1敗とした。

人気力士の前頭3枚目遠藤(27=追手風)は前頭4枚目阿炎(24=錣山)に突き出され2連敗となった。