大相撲の元横綱稀勢の里の荒磯親方(32)が、 新弟子時代の相撲教習所通い以来、17年ぶり「教習所」へ通っていることを明かした。

26日、名古屋市の田子ノ浦部屋で、名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けた大関高安の稽古に胸を出し、7勝6敗と勝ち越し。稽古後、自動車教習所で大学生らと肩を並べて講義を受けていると告白。さらに実技では片手でハンドルを「の」の字に回すジェスチャーをしながら「教官に『両手で握りなさい』と怒られた」と打ち明けた。

相撲界は現役力士の運転が禁止され、中学卒業後に入門した荒磯親方は、もちろん免許を持っていなかった。番付では最上位まで上り詰めたが、自動車教習所では新弟子。教官からの指導に反省しきりだった。それでも、幼少期はスポーツカーを運転することが夢。熱意は人一倍で「今は準中型免許というのがあって、知らずに摘発される人が多い」と相撲同様、勉強熱心な一面をのぞかせていた。