日本相撲協会が先月22日に各相撲部屋に対して、師匠判断で11月5日から稽古見学を可能とする通達を出していたことが9日、分かった。電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)が明かした。

対象は後援者などの関係者や近親者のみで、一般公開はしない。新型コロナウイルスが感染拡大した昨年春以降、各部屋は協会の通達に合わせて原則的に稽古を非公開としていたが、条件付きで稽古見学が解禁された。

見学者には検温や手指の消毒、マスクの着用などを義務づける。期間は協会員がPCR検査を終えて福岡に乗り込んだ5日以降。一方で芝田山広報部長は「ただし感染状況によって再度変更もある」と付け加えた。