日本相撲協会は4日、田子ノ浦親方(45=元幕内隆の鶴)、田子ノ浦部屋の若い衆2人、床山の床鳴(46)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

これにより、9日に初日を迎える初場所(東京・両国国技館)は、東前頭7枚目の高安(31)ら田子ノ浦部屋に所属する協会員は「陽性者及び濃厚接触の可能性がある」として全員が休場となる。

日本相撲協会広報部によると、田子ノ浦部屋で仕事にあたっていたマネジャーが4日朝に体調不良を訴え、抗原検査を受けたところ陽性反応が出た。部屋を封鎖し、部屋に所属する全協会員が検査。マネジャーは発熱などの症状があるという。

代表取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「(年末年始の)休み中に(全国で感染者が)増えている。もっと増える可能性もある」と危機感を募らせた。

日本相撲協会は「今後も新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインに基づき感染予防を徹底し、感染拡大の防止につとめてまいります」としている。