大相撲の「令和の怪物」こと西前頭9枚目の伯桜鵬(20=宮城野)が、秋場所(10日初日、東京・両国国技館)を全休することが決まった。4日、都内の部屋で師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)と本人が明かした。7月末から約1カ月の夏巡業を左肩関節亜脱臼で全休。8月31日に都内で左肩の手術を受けていた。復帰時期は未定だが、すでに半年先を見据えており、年内の本場所出場は絶望的とみられる。新入幕の7月名古屋場所は優勝を争い敢闘賞と技能賞を受賞。横綱の夢に向けての決断で「強くなって帰ってくる」と誓った。

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【長期離脱から再起した主な関取】

◆照ノ富士 両膝のけがや糖尿病などで大関から西序二段48枚目まで番付を落とした。だが19年春場所で再起し、再入幕した20年7月場所で5年ぶり2度目の幕内優勝。その後も優勝を重ね、21年春場所後に大関、同年名古屋場所後には元の番付を上回る横綱へと昇進した。

◆栃ノ心 平幕の13年名古屋場所で負傷し途中休場。西幕下55枚目まで番付を下げたが14年春場所で再起後、幕下と十両で2度ずつ4場所連続の各段優勝を果たし再入幕。それまでの最高位小結から、16年名古屋場所で新関脇、18年夏場所後には新大関に昇進した。

◆宇良 平幕の17年秋場所をけがで途中休場し、長期離脱。1年後に三段目で再起も、再びけがで長期離脱し、19年九州場所で西序二段106枚目から再起。21年名古屋場所で再入幕。昨年春場所では故障前の最高位よりも3枚上げて西前頭筆頭となった。