新十両の大の里(23=二所ノ関)が、関取衆でただ一人、ストレート勝ち越しを決めた。

幕下の先場所は敗れていた時疾風を、もろ手突きの立ち合いから突き放し、相手に何もさせず一方的に押し出した。日体大で2年連続アマチュア横綱に輝き、幕下10枚目格付け出しデビューから、3場所目の新龍場所を無傷の8連勝。「先場所負けている相手なので、その反省を生かして取れた。目標の勝ち越しを予想以上に早く突破できたけど、まだ場所が終わったわけじゃない。気を引き締めて取りたい」と、表情を緩めずに話した。

1場所7番だった幕下の時と違い、今場所は初めて経験する15日間の場所だが「幕下と違い、集中力が途切れない。スイッチを入れられている」と、緊張感を持続させたまま、8日間を取り切った。勢いに乗って次は十両優勝が期待されるが「余計なことは考えず、1日1番」と、最後まで浮かれた様子を見せることなく話していた。