優勝戦線生き残りへ、2敗大関が直接対決に臨む。大関豊昇龍(24=立浪)は隆の勝を下手投げ。綱とりの大関霧島(27=陸奥)も玉鷲をはたき込んで2敗を守り、両者は13日目に直接対決を迎える。過去の対戦成績は豊昇龍の8勝7敗とほぼ互角。優勝の可能性をかけた大一番となる。
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2連敗後に6連勝の豊昇龍は時折、笑顔も浮かべる余裕の表情だった。「ま、いいんじゃない。狙い通りだったんで」。隆の勝を下手投げで下し「大関の勝ち越し」とされる2桁10勝に乗せたが「2桁より、その日の相撲だよ」と言った。
場所前に右膝を痛め、稽古不十分で臨んだ場所。ただ不安は一切、表には出さない。「(右膝のけがは)終わったことだからね。けがしなくて2桁勝てたかは分からない。(膝は)痛いのは痛いけど、やるしかないじゃないですか」と腹は決まっている。
大関3場所目で初優勝のチャンスも「自然体」を崩さない。大関とりの琴ノ若に「(目安の直近3場所33勝へ)あと2勝でしょ。上がってきてほしいよね」。この強いメンタルが武器。「(優勝争いは)意識しないよ」。13日目は大関霧島との直接対決。意識せざるをえなくなる。

