大相撲で先場所、通算10度目の優勝を飾った横綱照ノ富士(32=伊勢ケ浜)が、秋場所(8日初日、東京・両国国技館)を休場することが決まった。取組編成会議が6日、両国国技館で行われ、照ノ富士は初日、2日目の取組に入らなかった。照ノ富士の休場は2場所ぶり。横綱在位19場所で、11度目の休場となった。
照ノ富士は両膝や腰の慢性的な痛みに加え、糖尿病を抱えており、8月の夏巡業は一時離脱して都内で治療したり、終盤は朝稽古で土俵に上がらなかったり、取組を外れたりと、苦しい調整が続いていた。巡業最終日の8月25日には、優勝した7月の名古屋場所よりも体重が「糖尿病の影響で10キロ以上減った」と明かし、特に下半身が細くなっていた。
師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「夏巡業で膝を痛めたことが大きい。血糖値が下がらず、体重は10キロ以上落ちている。膝が悪いと運動ができない。汗を流せるようになれば、血糖値も下がってくる。全治2週間くらいなので、良くなればまたやれると思う」と説明した。
関係者によると、今場所に向けて稽古が本格化する8月26日の番付発表以降も、相撲を取る稽古はできていなかったという。番付発表後、報道陣に初めて伊勢ケ浜部屋の稽古が公開された今月4日も、照ノ富士は基礎運動や土俵外での一丁押しに終始。当時から伊勢ケ浜親方は「見たら分かるでしょう。内臓とかも調子が悪いから。体にぶつぶつもいっぱいできているし」と、万全には程遠い状態であることを、ほのめかしていた。秋場所後に行われる、10月の秋巡業での復帰を目指している。

