東前頭筆頭の安青錦(21=安治川)が、西前頭2枚目の阿炎(31=錣山)に勝った。前傾を崩さず、自らはたく場面もあったが、相手のはたきに落ちることなく寄り切った。
相手のはたきは「気にはしていないが、頭には入れていた。気にすると、自分のいいところが出せなくなるので」と心にとめつつ、攻めることを忘れなかった。
10日目に勝ち越し、所要12場所での新三役を確実にした。これは年6場所制の1958年以降、朝青龍らの所要14場所を抜く最速記録(付け出しを除く)。この日はさらに1勝を積み重ねた。前夜は、師匠の安治川親方(元関脇安美錦)から「おめでとう」と言われ、握手をかわしたという。
今場所も師匠の注意点を守ると白星につながり、「な? 大丈夫だっただろう。オレが大丈夫と言ったら大丈夫なんだ」と言われ続けた。
なぜ師匠の言う通りに事が進むのか? 安青錦は「(師匠は)相撲のセンスだけじゃない。いろいろなセンスがいいんじゃないですか」と、センス良く答えていた。

