この上ない吉兆に、横綱豊昇龍(26=立浪)が大喜びした。
大相撲九州場所(9日初日、福岡国際センター)で、昇進5場所目で横綱初優勝を目指す中、3日、熊本・玉名市の蓮華院誕生寺で土俵入り。歴代横綱が土俵入りを披露してきた、由緒ある場所で堂々と雲竜型を披露した。その後、着替えて帰路につく前、境内で引いたおみくじが大吉だった。参拝客や関係者が見守る中、まるでプロ野球のドラフト1位選手の交渉権を抽選で獲得したかのように、右手を高々と掲げて「ヤッター!」と叫んだ。
おみくじの詳細は「ナイショ」と明かさなかったが「そりゃあ、うれしいよ」と、ずっと笑顔だった。豊昇龍におみくじの解説を求められた誕生寺関係者によると「勝負運が最高」といい、九州場所の優勝を予感させた。先場所は優勝決定戦の末、後輩横綱の大の里に昇進後初優勝で先を越された。けがに泣く場所も多く、身体健全を願う紫色の「身代わりお守り」も購入した。「場所に向けて良い準備ができた」。運も味方に、3度目の賜杯に挑む。

