[ 2014年6月22日10時26分 ]<W杯:ナイジェリア1-0ボスニア・ヘルツェゴビナ>◇1次リーグF組◇21日◇クイアバ

 ナイジェリア(FIFAランク44位)が1-0で初出場のボスニア・ヘルツェゴビナ(同21位)を下し、1勝1分けの勝ち点4とした。ナイジェリアの勝利は16強入りした98年フランス大会以来16年ぶり。ボスニアHは2連敗で1次リーグ敗退が決まった。

 ナイジェリアが序盤ペースを握った。前半7分にオデムウィンジがゴール前のFKで直接狙い、同11分にはババトゥンデが右足のシュートを放ったが外れた。積極的にミドルレンジからシュートを放つ選手が目立った。

 押し気味に試合を進めていた前半29分、ナイジェリアが先制した。右サイドをFWエメニケがDFを倒しながら強引に突破し、ゴール前へDFをかわすマイナスのパス。これをFWオデムウィンジが落ち着いて右足で決めた。

 ボスニアHも惜しい場面は何度もあった。前半21分、ハイロビッチのスルーパスからエースのFWジェコが右足でGKをかわしてシュート。決まったかに思えたが、オフサイドの判定だった。同24分にもゴール前に抜け出したジェコが右足シュートを放ったが、GKにはじかれた。前半終了間際にFWジェコがゴール正面付近から連続してシュートを放ったが、いずれも大きくふかした。

 後半12分、ボスニアHは初戦で同国初ゴールを挙げたFWイビシェビッチを投入し、ジェコとの2トップとして打開を図った。しかしナイジェリアも粘り強く守り、ゴールを許さなかった。

 25日(日本時間26日)の1次リーグ最終戦で、ナイジェリアはアルゼンチンと、ボスニア・ヘルツェゴビナはイランと対戦する。【得点者】前半29分

 オデムウィンジ(ナイジェリア)