[ 2014年7月9日9時34分 ]<W杯:ブラジル1-7ドイツ>◇準決勝◇8日◇ベロオリゾンテ

 ドイツ(FIFAランク2位)が開催国ブラジル(同3位)を7-1で破り、準優勝だった02年大会以来の決勝進出を決めた。

 ドイツは90年大会以来となる4度目の優勝を目指し、13日(日本時間14日)の決勝で、オランダ-アルゼンチンの勝者と対戦する。ブラジルは12日(日本時間13日)の3位決定戦に回る。

 故障のFWネイマール、出場停止のDFチアゴシウバを欠くブラジルを相手に、ドイツが序盤から猛攻を仕掛けた。前半11分、最初のCKをミュラーの今大会5点目となる先制ゴールにつなげると、同23分からはシュート練習のようにゴールネットを揺らした。

 36歳のクローゼが大会新の通算16点目となるゴールを決めると、29分までにクロースが2点、ケディラが1点。パニック状態のブラジル守備陣を置き去りにして立て続けに4ゴールを決めた。

 後半にもシュルレの芸術的トラップからのゴールなど、攻撃の手を休めず7得点。W杯で過去ただ1度の対戦だった02年大会決勝で0-2と完敗した借りを返した。

 ブラジルは終了間際にオスカルが1点を返したものの、もちろん笑顔はない。会場の大観衆も失点時はしばらく静まり返っていたが、途中からは泣きながら拍手とブーイング。セレソンの歴史的大敗を見届けた。【得点者】前半11分

 ミュラー(ドイツ)前半23分

 クローゼ(ドイツ)前半24分

 クロース(ドイツ)前半26分

 クロース(ドイツ)前半29分

 ケディラ(ドイツ)後半24分

 シュルレ(ドイツ)後半34分

 シュルレ(ドイツ)後半45分

 オスカル(ブラジル)