卒業生で、矢吹にとっては憧れであり“師匠”でもある指原莉乃(30)が、サプライズで駆けつけた。

矢吹とは、乃木坂46の「君の名は希望」をデュエットした。見つめ合うと、お互い涙ぐみつつ、最後は手をつないで、抱き合った。

矢吹がIZ*ONEで活動中だった19年4月、指原の卒業コンサート(横浜スタジアム)で、映像の矢吹と、ステージの指原が声を合わせ“デュエット”した、2人のとっても思い入れの深い楽曲。矢吹は「さしこちゃんの卒業コンサートで歌えなかった曲を一緒で歌わせていただきました」と話すと、指原も「ありがとう。あんなに小っちゃかったのに…」と感激した。

もっとも指原は「私もう、ここ3年くらいバラエティータレントだから、急に歌えないのよ」と笑わせつつ「卒業しても、みなさんよろしくお願いします」とファンに呼びかけた。

矢吹は「抱き合って、顔を見たら涙が出てきちゃいました。心残りだったので」と話すと、指原も「私も成仏しました」と笑顔だった。

矢吹は元々、握手会に通うほどの指原の大ファンで、憧れ、導かれるようにHKT48に加入した。

この日はほか、先輩で卒業生の兒玉遥(26)村重杏奈(24)田島芽瑠(23)朝長美桜(24)も登場し、OBが会場を盛り上げた。

◆矢吹奈子(やぶき・なこ)2001年(平13)6月18日、東京都生まれ。愛称「なこ」。13年、HKT48の3期生として加入。選抜総選挙は第6回(14年)から圏外→外→28→37→9位。18年、シングル「早送りカレンダー」で「なこみく」コンビの田中美久とダブルセンター。15年9月~18年5月までAKB48チームB兼任。18年10月~21年4月までIZ*ONEの一員として活動。グループ復帰後、22年5月に「ビーサンはなぜなくなるのか?」でシングル初の単独センター。ドラマ「顔だけ先生」や、映画「向田理髪店」などに出演。150センチ。