米国の人気劇作家だったニール・サイモンの作品は1980年代に日本でも頻繁に上演され、大好きな舞台でした。

パルコ劇場では「おかしな二人」「第二章」「映画に出たい」のほか、自伝的な「B.B.三部作」の「ブライトン・ビーチ回顧録」「ビロクシー・ブルース」「ブロードウェイ・バウンド」も見ています。

パルコ劇場といえば、サイモン作品と自分の中に刷り込まれていて、2021年に「ブライトン・ビーチ回顧録」を久しぶりに見た時は、日本での初演時を思い出し、ワクワクしながら見た記憶があります。主演のユージンを演じたのは佐藤勝利だった。大人の入り口で揺れ動く、思春期の14歳少年の姿を繊細に演じていた。現在、上演中の「ブロードウェイ・バウンド」では23歳になったユージンは家族との葛藤の末、ブロードウェーでコメディー作家になるという夢に向かって一歩踏み出す。佐藤は再びユージン役に挑む。「ブライトンー」主演後、堂本光一主演の帝劇「Endless SHOCK」でライバル役を演じ、昨年はパルコ劇場「モンスター・コールズ」で学校でいじめられ、家庭でも孤立する、壊れそうな13歳の少年を巧みに演じるなど、舞台経験を重ねてきた。4年ぶりのサイモン作品で、俳優としてどんな成長ぶりを見せてくれるのか。近日中に観劇する予定ですが、楽しみです。【林尚之】

主演舞台「ブロードウェイ・バウンド」のプレスコールを行った佐藤勝利
主演舞台「ブロードウェイ・バウンド」のプレスコールを行った佐藤勝利
舞台「ブロードウェイ・バウンド」開幕前会見で。左から、演出小山ゆうな、神保悟志、浅野和之、佐藤勝利、松下由樹、入野自由、小島聖
舞台「ブロードウェイ・バウンド」開幕前会見で。左から、演出小山ゆうな、神保悟志、浅野和之、佐藤勝利、松下由樹、入野自由、小島聖