日向坂46富田鈴花(24)が、卒業を控えた心境を語った。アイドルとして最初で最後のソロ写真集となる、ファースト写真集「鈴花サーキット」(8月5日に光文社から発売)の見どころをアピール。バラエティーなどで挑戦と活躍を続けた前向きな姿勢で、ゴールまで走り切る。【横山慧】
■F1好き母
初の写真集発売は「すごく、すごく、うれしかったです。最初聞いた時、本当に涙しちゃったぐらいうれしかったです」と強調した。オーストラリア・クイーンズランド州で撮影。「オーストラリアは両親の新婚旅行先という思い入れがあるんです。とにかく、人が良かったです。私のできない英語で現地の方々にいっぱい話しかけて、一緒に写真を撮ったりしました」と楽しそうに振り返った。
「もともとツアーとかで地方に1、2泊するだけでホームシックになっちゃうことがあって。今回1週間も日本を離れるのが心配でした。でも、最後のほうは日本に帰りたくなくなっちゃったくらい、いいところでした。日本に帰った後、逆に『オーストラリアに帰りたい』って思っちゃったくらいです(笑い)」
ロケは全日快晴だったという。「自分では晴れ女って言わないようにしてるんですけど…でも本当に晴れ女ですよね」とニヤリ。雄大な自然にはしゃぎながら、心から旅を楽しむ素顔が詰まった写真集だ。先行カットを見た同期の松田好花(26)からは「もうすっごい良さそうだね!」と言われたという。「早くファンの方にもメンバーにも見てほしいです。どんな反応するのか気になります」と胸を躍らせた。「なかなかこんな表情は見せられないと思います。自信作です」と笑顔で言い切った。
F1好きの母親の影響で、三重・鈴鹿サーキットにちなみ「鈴花」と名付けられた。自身も車好きに育ち、F1や車関連の仕事にも挑戦した。写真集のタイトルは「鈴花サーキット」。「驚きました。まさか、という感じです」と笑った。
■好奇心旺盛
明るいキャラクターで、テレビ東京「日向坂で会いましょう」(日曜深夜1時20分)でも、積極的にMCのオードリーに絡むなど活躍してきた。「毎回収録前日の夜に『よし、頑張るぞ!』って気合を入れて、当日も本番直前に『よし、頑張るぞ!』ってもう1回心の中で念じます」。たとえスベったりして失敗しても、何度も挑戦する姿勢が印象的だが、自身は「見せかけの自信です。心が折れたことは何度もあります」と苦笑した。
「最初にラップを披露しながら登場したときから、もう心が折れているので(笑い)。でも、そこから立ち直る経験をしているので、それ以降のことはもう、くじけたうちには入らないのかもしれません。好奇心旺盛で、1歩踏み出す勇気は持ちやすいタイプです」
一見強気なようで、繊細で慎重な部分もある。「ファンの方はわかってくださっていると思います」と信頼を口にした。集団行動では空気を読むタイプゆえに、ソロ写真集の撮影は「気負わず、気楽にいられました」という。「グループの1人である限り周りを見て、隣の子を見て自分は違うポーズをしてみたりすると思うので」と説明した。
■残りわずか
明日23日にはアイドルラストステージとなる初のソロライブを東京・立川ステージガーデンで開催する。「ファンの皆さんが、『楽しんで幸せに笑顔で卒業してほしい』っていう気持ちをしっかり伝えてくださったんです。私もそれを最後にお返しできるのが、この写真集とソロライブ。多分一瞬で、はかないものだと思うんですけど、寂しさも楽しさもうれしさも、しっかり味わってほしいです」と呼びかけた。
ファイナルラップも残りわずか。チェッカーフラッグを視界の隅に捉えつつ、笑顔と涙で駆け抜ける。
◆富田鈴花(とみた・すずか)2001年(平13)1月18日、神奈川県生まれ。17年8月、けやき坂46(ひらがなけやき=現日向坂46)の二期生オーディション合格。愛称「すーじー」など。高い歌唱力を持ち、昨年フジテレビ系「千鳥の鬼レンチャン」の企画「サビだけカラオケ」では、女性アイドル初の鬼レンチャンを達成。165・2センチ。血液型A。










