先月、初期の肺腺がんを公表し、休養中の歌舞伎俳優中村獅童(44)が手術を終え、今月上旬に退院したことが8日、分かった。

 現在、自宅療養中という。関係者によると、手術経過や復帰の見込みなどについて、来月にも会見を開くことを検討しているという。

 休養前の最後の仕事となった北海道帯広市での講演会に向かう時には、獅童は報道陣に対し「(手術後は)体力を戻すリハビリをしてできるだけ早く復帰したい」などと話していた。獅童は、人間ドックで異常が見つかり、先月10日に初期の肺腺がんと診断された。手術と療養のため今月の福岡・博多座「六月博多座大歌舞伎」、7月の東京・歌舞伎座「七月大歌舞伎」を休演している。