10月の1カ月間を通して、大阪文化の魅力を国内外に発信しようと企画された「大阪文化芸術フェス 2017」が5日、大阪府公館で発表され、松井一郎大阪府知事(53)と、歌舞伎俳優の中村鴈治郎(58)片岡愛之助(45)が出席した。
橋下徹前大阪市長(48)時代、松井知事は、橋下氏との“府市コンビ”で、文楽など、文化芸術団体への市の補助金を削減。このことから「文化に心が狭いとか言われてましたが、全然違うでしょ」と、鴈治郎、愛之助ら歌舞伎俳優にアピールし「僕たちは補助金のあり方を見直しただけ」。知事の訴えに鴈治郎、愛之助も大きくうなずいた。
これに対して、愛之助は、橋下氏から市長時代に「長々と書かれた手紙」を受け取ったと明かし「僕たちも最初、誤解していましたが、あくまでも大阪の文化を発展させ、よくしたいという思いを理解できた」と振り返った。
続けて、鴈治郎も「伝統芸能にあぐらをかいていてはいけないと、大いに刺激になった」と感謝の言葉を返した。
今フェスは、万博記念公園など府内の各会場で、上方伝統芸能、上方演芸、音楽コンサート、アートなどの多様なプログラムを展開する企画。期間中の10月27、28日には大阪・IMPホールで鴈治郎、愛之助らが出演する「歌舞伎 特別公演」も上演される。
演目は「操り三番曳(あやつりさんばそう)」「舞妓の花宴(しらびょうしのはなのえん)」「釣女(つりおんな)」の舞踊3本を予定している。
松井知事も歌舞伎公演を楽しみにしているといい、満面笑みで「橋下さんは歌舞伎、すごい勉強してるよ。詳しいからね。ぜひ(一緒に観劇に)誘います」と約束した。
またこの日、松井知事は、「2025 日本万国博覧会」の大阪誘致へ向けて、鴈治郎、愛之助の2人にも応援協力を依頼。約束を取りつけ「今さっき、お願いして、万博(誘致)も盛り上げてもらうことになりました」と明かした。
これを受け、鴈治郎、愛之助は「大阪を盛り上げることに力になれるのであれば、ぜひ頑張りたいと思います」と話していた。



