女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)4月27日放送第23話の平均視聴率は19・4%、同28日放送第24話は18・0%、同30日放送第25話は17・4%(ともに関東地区)だったことが1日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高視聴率は初回放送の21・8%。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 あらすじは、鈴愛(永野芽郁)は、初めて描き上げた少女漫画を律(佐藤健)らに見せる。「漫画になっとる」と律は驚き、友人、家族らも感心する。一方、律は模擬試験の結果が思わしくなく、東大から京大に大学の志望校を変更しようしていた。鈴愛の入れ知恵で東大より京大の方がノーベル賞受賞者が多いことを話し母和子を納得させた。晴(松雪泰子)は就職が決まった鈴愛が入社時に着るスーツを新しく新調した。また祖父の仙吉(中村雅俊)は、商店街の人らを集めパーティーを開催し自慢のギターを披露した。そして律は就職試験の合格祝いで、母和子が応募で当たった秋風羽織のトークショーのチケットをプレゼントした。後日、律と鈴愛は初めて顔出しした秋風羽織のトークショーを見に行くが、会場はアナウンサー(加藤綾子)との息の詰まる会話の連続で緊張感漂う状況になった。イベント後、五平餅の差し入れした鈴愛はその縁で秋風羽織との初対面を果たした。そして、緊張した鈴愛だったが別れ際に自分の描いた漫画を見せると、独学で描いた規格外な作品を読んだ秋風は「弟子にならないか」と提案。そして鈴愛は内定した農協で働くのではなく、東京へ行き漫画家になると決心した、という内容だった。