タレントのクリス松村が、オウム真理教の教団ビルと自分の会社が近所だった当時の様子を振り返った。

 地下鉄、松本両サリン事件などオウム真理教による一連の犯行を首謀したとして、殺人などの罪に問われ、死刑が確定した松本智津夫死刑囚(63)=教祖名麻原彰晃=らの刑が東京拘置所などで6日、執行された。

 クリスはブログを更新し、「鳥肌がたちました・・・ついに執行。自宅を出る直前にこの速報が流れて・・・30年という時を思いかえしました」と書き出した。

 「実は、30年前、この団体の入るビルは、私の勤めていた会社の隣の隣にありました」という。そのビルの1階にコンビニエンスストアが入っていたため毎日のように訪れていたそうで、「奇妙な人たちがいる・・・とその時から会社、ご近所では度々話題になっていて、選挙に執行された人物が出馬した時も奇妙な歌とともに大変迷惑したものです」と振り返った。

 その教団が後に起こした一連の事件に触れ、「失われた尊い命は戻ってきませんが、ようやく一連の大事件の最後がきたようです」としみじみ。「しかし、その大事件を知らない世代が・・・そして・・・団体は形を変えてまだ存在しているという現実もあります。二度とこのようなことが起こらないよう徹底的に監視を続けていかなければなりません」との思いをつづった。