今年2月に心筋梗塞で手術を受けた園子温監督(57)が先日、「Netflixオリジナル作品祭」に出席した。入院、手術、退院以来、公の場に出るのは初めてだった。

秋に配信される「愛なき森で叫べ」に関してのトークセッションを行った園監督。実は、この作品の編集作業期間中に倒れた。冒頭「本当に長い時間、編集、ダビングを繰り返した結晶。すばらしいものができたと自負しています」と「本当に」に力を込めて話していた。

園監督は「1度死んでよみがえってきたんですが、すべての原因はこの作品にあります。このストレスで倒れたと言っても過言ではない。ものすごい編集の量で、ネットフリックスに慰謝料を払っていただきたい。労災、ですかね」と話すほどの作業量だったという。

その分、作品の完成度は素晴らしいという。「ベストオブ園子温」と言う人もいれば、プロデューサーは「間違いなく園監督の代表作」と自信を見せた。

作品を見るまでの楽しみもでき、園監督が元気そうで本当に良かった。園監督の「ずっと長い間壇上にいると、また心臓が…。緊張しますね」という軽口にホッとした取材だった。