俳優菅田将暉(26)の主演舞台「カリギュラ」(9~24日、東京・新国立劇場中劇場)が8日、報道陣に一部公開され、菅田、高杉真宙(23)秋山菜津子(53)が取材に応じた。

菅田は、妹の死をきっかけに暴君になった主人公を演じる。この日公開された場面では、鍛えられた腹筋がガウンからのぞいた。菅田は「(舞台が)傾斜になっているので体を使うんです。自然と鍛えられる」と話した。ただ「傾斜は腰にくる。年齢問わず」と苦笑いだった。

演じてみて、暴君に対するイメージも変わったという。菅田は「破天荒なイメージでしたが、内側には共感できるものもある。うまくいかなかったり、イラッとしたり、マイナスな気持ちの昇華の仕方が人それぞれある。僕たちは平和的なものを選ぶけど、カリギュラは非情な手段を選んだということ」と説明した。

イラッとすることを聞かれると「トイレしようと思ってコンビニ寄ったら、(トイレに)人入ってる時とか。人入ってるやん! って。一番近い飲みものコーナーの所で待ちます」と、”平和的な昇華”の仕方を明かした。

菅田について、高杉は「相変わらず迫力がある」、秋山は「変化自在」と話していた。