LDH JAPANは10日、公式ホームページで12月26日まで予定されていた、すでに発表済みの全168公演を中止することを発表した。

同社ではこれまで、2月26日から7月19日までの所属アーティストによる公演の延期・中止を発表していたが、今回新たに、12月26日まで日程を発表している全168公演について「中止させていただくこととなりました」。

新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言は全国的に解除されたものの、ライブなどの大型イベントに関しては、一定の動員制限が続くことが予想されている。同社では、独自に結成している「LDH新型コロナウイルス感染症対策専門家チーム」を中心に協議をした結果、「100%の入場者数でライブを行えない状況のなか、皆さまにすでにご購入いただいているチケットをご利用いただけるライブを開催することが非常に困難だと判断せざるを得ず」中止を決断。「本公演及び振替公演を楽しみにお待ちいただいていた皆様には、大変残念な決断となってしまったことを心よりおわび申し上げます」とした。

一方で同社では、今後の政府や行政の指針・目安に対応した、新しい形でのライブエンターテインメントの開催を予定しているといい、15日に詳細を発表するという。入場者数の制限など、さまざまな感染症対策を講じるといい「ライブを楽しんでいただけるような空間を創っていきます」とし「引き続きLDHではアーティスト・スタッフ一丸となり、エンターテインメントを通じて“日本を元気に”できるよう、さまざまな取り組みを行って参りますので、楽しみにお待ちいただけたらと思います」とした。