宝塚歌劇団雪組トップ望海風斗(のぞみ・ふうと)、トップ娘役真彩希帆(まあや・きほ)らが11日、東京宝塚劇場で行われた「『fff-フォルティッシッシモ-』~歓喜に歌え!~」「シルクロード~盗賊と宝石~」の千秋楽をもって、同歌劇団を退団した。

舞台上で行われたセレモニーで望海は「18年間宝塚におりますと、たくさんの幸せを感じることができました。ですが、今日が最高に幸せで、あの日見た夢の世界よりもはるかに夢のよう」と笑みを見せた。

本来なら昨年10月に退団する予定だったが、コロナ禍で東西の公演が長期休止。全体スケジュールが大幅に変更された。今回の公演も組子を2班に分け、交互出演してきた。

この日は全員がそろい、望海は「今日ここに全員そろって千秋楽を迎えられましたこと、うれしく感謝の気持ちでいっぱいです」と話し、ファンには「離れていても心はしっかりとつながることはできるのだと、皆様がこの1年で教えてくださいました」と感謝した。

望海は「皆さん、生まれ変わってもまた宝塚で出会いましょう! 関わってくださいましたすべての皆様、大好きな宝塚歌劇に心からの感謝と愛をこめまして、今まで本当にありがとうございました!」とあいさつし、大きな拍手を受けた。

今後、望海は「エリザベート TAKARAZUKA25周年 スペシャル・ガラ・コンサート」(17日~5月5日、東京・東急シアターオーブ)に出演する。