天海祐希(54)が30日、東京・丸の内TOEIで行われた主演映画「老後の資金がありません!」(前田哲監督)初日舞台あいさつで、劇中で演じた節約好きの主婦について「大きな愛情で家族のことを思い、何とか家庭を成り立たせて奮闘する…私には、きっと難しいかなぁ」と評した。

天海は劇中で節約好きの主婦・後藤篤子を演じた。松重豊(58)演じる夫章は家計は任せきりで、篤子は章の給料と自分がパートで稼いだお金をやりくりして、新川優愛(27)演じる娘のまゆみと息子勇人(瀬戸利樹)を育て上げ、節約をモットーに、老後の資金をコツコツためてきた。そのはずが、親の葬式に300万、まゆみの派手婚に300万かかり、ピンチに陥る役どころだ。

天海は「節約を頑張る、何とか家庭を成り立たせる主婦を演じました。楽しかったですか?」と客席に呼びかけ、拍手が起きると「とてもうれしいです」と笑みを浮かべた。司会のTBS小倉弘子アナウンサー(47)から、篤子と似ているところ、似てないところは? と聞かれると「あまり、ここが似ている、似てないなと思いながら演じることはないんですけれども…割と楽観的なところは似ているんじゃないかなぁと思います」と語った。その上で「(篤子は)頑張ってるなぁ…絶対に幸せになってもらいたいと思って演じていました」と振り返った。