乃木坂46生田絵梨花(24)の卒業コンサート千秋楽公演が15日、横浜アリーナで開催された。全28曲中26曲に登場し、歌にダンスにトークに、約3時間ほぼ出ずっぱりの構成。終始フル回転でパフォーマンスした。アンコールで、メンバーやファン、スタッフらへの感謝を伝えた。スピーチ全文は以下の通り。

【写真特集】生田絵梨花、卒コン

今日は私の乃木坂46最後のステージになります。アンコールが終われば、ファンのみなさんとはお別れで、あと2週間ちょっとしたらいよいよ卒業します。

まずは10年間、見守ってくださったみなさま、本当にありがとうございます。10年続けられるとは、加入した当初は思ってもみませんでした。入った当初、今でこそ私はこう…楽屋でうるさいとか、テンションが高いとか言われるんですけど、最初の頃は本当に、メンバーも何か絡みづらいと思っている人いたんじゃないかなと思うし、後輩が入ったばかりのころはどう接していいかわからなくて、あまり助けてあげられなかったんじゃないかなという悔いもあります。

でも、最初そんな感じだったのに、今の私はすごく笑ってて、すごくしゃべるのが好きで、乃木坂46が大好きでたまりません。こんな人間に育ててくれたのは紛れもなくみなさんだと思っています。

この活動は、楽しいことばかりではなくて、つらいこともたくさんあったはずだけど、でも今、当たり前にあった日常がなくなるというのはすごく、すごく寂しいです。

ファンのみなさんがいつの間にか私を応援するだけじゃなくて、親みたいに心配してくれたり、一緒に泣いて、笑ってくれたこと、マネジャーさんと時にはぶつかり合いながらもずっとそばで走り続けて来てくれたこと。頼りない先輩だったとは思うけど、気づいたら後輩たちが甘えてくれるようになって、そんな頼りになる後輩たちに私もたくさん助けてもらいました。

1期生は私が何か無駄絡みをしている時はすごく迷惑そうな顔をして対応するけど、でも自分が一番弱っている時はそばにいてくれて、そっと寄り添ってくれました。こんな温かい人たちに囲まれて、私は10年間幸せに過ごすことができました。全部は挙げきれないですけど、でも関わってくださった全てのみなさまに感謝を伝えたいです。本当に10年間ありがとうございました。

秋元康さんからいただいた最後のソロ曲、「歳月の轍」を歌いたいと思います。この曲に10年間の感謝を込めながら、でも次の道に進むためにしっかりこの曲を歌ってお別れしたいと思います。今日は弾き語りでお聞きいただきたいと思います。それでは聴いてください。「歳月の轍」。