ヒロイン3世代を描く放送中のNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」は、初代の上白石萌音から、2代目深津絵里へヒロインのバトンが渡された。深津演じるヒロインるいの大阪編が始まり、風間俊介(38)は12年後期「純と愛」以来、2度目の朝ドラに臨んでいる。
風間は前回、ヒロインの相手役を務め、熱演でストーリーを引っ張った。今回は弁護士を目指す片桐春彦役。るいが勤めるクリーニング店に訪れる客の設定で、後に2人の距離は縮まり、ヒロインの人生へ影響を与える役どころだ。
制作のNHK大阪拠点放送局から風間のコメントが届いた。
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-出演が決まった時の気持ちは
風間 僕の中で「朝ドラ」というのは、多くの方に見ていただいて、いろいろなお声をいただいたすごく大事な作品です。なんていうか、ターニングポイントというか、分岐点となった作品に再び戻ってくることができてすごく幸せだなと思いました。
-作品についての印象
風間 親子3世代の流れをドラマで見ることができるって、なかなかありませんよね。物語ってやっぱり、主人公は「主人公」で、その周りをとりまく人たちは、その主人公の「周囲の人たち」……つまり「主人公」と「周囲の人たち」という見方がよくあることだと思います。
でも、この作品では、安子もヒロインであり、るいもヒロインであり、最後にひなたの物語になった時に、すでに(視聴者は)安子と、るいに思い入れがある上で、ひなたを見る。だから、ひなたの物語が最初から楽しみなわけです。ヒロインが入れ替わっていく。
だから、るいにはるいの気持ちがあるんですけど、見ている人たちは「るいの言うこともわかるんだけど、安子には安子の事情があって…」っていう気持ちになると思うんです。例えば、母娘でどこか少し意見が違っている人たちが、このドラマに触れる機会があったときに、もしかしたら「母には母のつらさがあったのかなぁ」と思ってくださる方もいらっしゃるのかなと思っています。
-初代ヒロインの上白石さん、2代目ヒロインの深津さんの印象は
風間 上白石萌音さんは、「朝ドラのヒロイン」を、やるべくして女優として生きている存在だと思っているので、「満を持して感」が僕にはあります。初めて萌音ちゃんに会った瞬間から、この子は「朝ドラのヒロインをやるべきだ!」という子だったので。
すこやかさのなかに、臨機応変なしなやかさみたいなものを持っています。まっすぐなんだけど、ちゃんとしなることができる。
深津絵里さんは、ほとんどの人がそうだと思うんですが、僕も大好きな女優さんなので、気持ちがはしゃいでしまっていますよね。撮影で深津さん演じるるいが、僕のところにかけよってくれるシーンがあるんですが、そのときのるいは、これ以上ない! と思うぐらいかわいかったです(笑い)。
-視聴者へメッセージを
風間 世代を超えたこの物語は、親には親の物語があり、祖父母には祖父母の物語があるということを目の当たりにできるドラマです。そして、自分もいずれ、親になり祖父母になっていく。子どもがいなかったとしても、次の世代になっていきますよね。
子どもがおじいちゃんおばあちゃんを見たときに、「この人にも子ども時代があったんだな」と思って、その子どもも、きっと、年を重ねるとまた「この人にも子ども時代があったんだな」と思われる。この繰り返しだと思うんです。
その尊さといったものを感じることができるので、それが最高にたまらない気持ちになると思うんです。きっと、いとおしさみたいなものがあるはずです。そんなところを見ていただけるとうれしいです。



