ミュージシャンのデーモン閣下が15日、都内で第3回「上手な医療のかかり方アワード」表彰式に出席し、自身の健康事情を明かした。

コロナ禍で自宅生活時間が長くなったことで酒量が増えたといい「顔がむくんでいるなというのはここのところ感じています。薬もたくさんもらって。実はあまり健康的とは言えないこの2年半と言えるかもしれないです」と語った。

大使として、同級生の女性のかかりつけ医がいることも明かした。体調の相談などで定期的に通っているといい「そこで細かいところまでわからないなという時は『ぜひここに行ってみてもらった方がいいんじゃないの』と言われたことが3回ぐらいあります。その人がいることでちゃんとした治療が受けられるという利点はありますね」。

普段は人間の体を借りた悪魔と自称している。仮の姿である人間として今年で60歳の還暦を迎えることから、今後気をつけていきたいことを聞かれると「とにかく酒を控えることを今は努力しています」と苦笑いを浮かべつつ話した。続けて「僕の仮の父親は66歳で他界していて。直前まですごく元気で、いわゆるぽっくり死んでしまった。その年齢が迫っているなというのをここのところ痛切に感じていて、バランスの良い食事をとるとか、なお一層、努めないといけないんだろうなと感じているところです」と言い聞かせるように話した。

同アワードは、国民の医療のかかり方を改善する優れた取り組みを行う団体を医療関係者、民間団体など6部門に分けて表彰し、その取り組みの奨励、普及を目的とするもの。デーモン閣下は19年11月から、上手な医療のかかり方大使を務めている。厚生労働省の伊原和人医政局長、審査員長の秋山正子氏も出席した。