韓国の人気グループSUPER JUNIOR(以下SJ)が3日、さいたまスーパーアリーナで「SUPER JUNIOR Japan Special Event 2022~Return of the KING~」を開催した。来日公演は20年2月にマリンメッセ福岡で行われたライブ「SUPER SHOW8 INFINITE TIME」以来約2年ぶり。

昨年4月にオンラインでファンクラブイベントを開催したが、これまで「SUPER SHOW」で文字通り世界中を巡回していたSJメンバーにとっては待ち望んだ“リアルライブ”。メンバーはこの日の公演前に取材に臨み、前日2日の公演で涙を流したというウニョク(35)は「全員リハーサルからワクワクしていました。『日本に初めて来た時のようにときめくね』とメンバーと話していたんです。ステージで歌っている時にファンが泣いているのを見て、我慢していた涙がこぼれました」と振り返った。一方で、「歌詞や振り付けを間違えたら罰金と決めていて、僕は泣いてしまったので5万ウォン(約4800円)払わないといけない」とも明かし笑った。

久々の来日にイトゥク(38)は「何を食べるかフードリストを考えて…油そば、つけめん、ラーメン、つるとんたん、ひつまぶし、もつ鍋、鉄板焼き…1日2、3食くらい食べないと」と楽しみにしていたという。他のメンバーより一足早く来日したヒチョル(38)も「YouTubeでX JAPAN、LUNA SEAとかロックバンドを聞いてました。メンバーより3日早く隔離が終わって、思い切り遊んでました」と日本を満喫した様子を語った。

イベントではリョウク(34)が「久しぶりにこんな多くの方の前であいさつしたら緊張して、まるでデビューしたばかりの歌手のようです。とっても会いたかったです。この瞬間が本当に幸せ」と感慨深そうにあいさつ。イトゥクは「今年はSJのアルバムとSUPER SHOW(ライブ)で皆さんの希望をかなえたいと思います!」と再会を約束し、日本語曲の「★BAMBINA★」や2月に韓国でリリースしたアルバムのリード曲「Callin'」など12曲を披露した。

2日から4日までの3日間で計4万5000人を動員。コロナ禍で来日かなわずライブをめぐる環境は様変わりしたが、変わらない人気ぶりを証明した。