米俳優ブラッド・ピット(58)が、元妻で女優のアンジェリーナ・ジョリー(47)と南仏に共同所有していたワイナリーの株式売却を巡って、新たな訴訟を起こしたことが明らかになった。2019年に離婚した2人は、2008年に南フランスにあるワイナリー「シャトー・ミラヴァル」を共同購入し、一時は一家でその土地にある17世紀に建てられた古城で暮らしていたこともある。3日にピットがロサンゼルスの裁判所に提出した書類によると、ジョリーは自身が所有するワイナリーの持ち株を売却することで「意図的に自分に損害を与えようとした」と主張しているという。

複数の米メディアによると、ジョリーは昨年10月にワイナリーの権利半分をウォッカブランド、ストリチナヤを所有するロシアのオリガルヒ(新興財閥)ユリ・シェフラー氏に売却していたという。これに対してピットは、今年2月に「相手の許可なくそれぞれの持ち株を売却しないという同意に反して内密に第三者に売却した」としてジョリーを訴えている。

ピットは今年2月にロシアがウクライナを侵攻したことを受け、ストリチナヤは世界中でボイコットの対象となっていると主張しており、シェフラー氏はプーチン政権から距離を置こうとしているものの同氏の評判と関係がワイナリーに商業的リスクをもたらす可能性があると述べている。「同氏と関連会社が、自身が築き上げたビジネスを管理し、ワイナリーへの投資を弱体化させようとする意図を持っていることをジョリーは知っていた」と主張しており、売却の無効を要求すると共に損害賠償も求めている。

2人が2014年に挙式した場所でもあるシャトー・ミラヴァルの購入金額は2500万ポンドと伝えられており、世界有数のロゼワインブランドに成長した現在は1億6400万ドル相当の価値があると言われている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)