大手芸能事務所、田辺エージェンシーと、秋元康氏、TBSがタッグを組んだスター発掘・育成プロジェクト「私が女優になる日_season2」のファイナルが7日、TBSで生放送され、神奈川県出身の幸澤沙良(こうざわ・さら=16)がグランプリに輝いた。

同局系深夜ドラマで主演を務める権利を獲得した。番組終了後に取材に応じた幸澤は「本当にうれしいですし、1年前、私が憧れていた場所に立てている。今までの人生の中で1番うれしいです」と喜んだ。

優勝決定の瞬間を「本当にびっくりしました。やっとあこがれた場所にこられた」と振り返り、感無量の様子。憧れの女優は、シーズン1グランプリの飯沼愛(19)。シーズン1で奮闘する飯沼の姿を見て、オーディションに応募した。この日もスタジオにかけつけた飯沼との共演を熱望し、「私の姿を見て、誰かに勇気をあげられるような存在になれるようにがんばりたい」と力を込めた。

憧れと言われた飯沼からは「憧れですって言われるのは初めて。私も含めて、すでにたくさんの方が勇気をもらっている。きっと次(ドラマの)撮影している期間も宝物になるんじゃないかなって思う。撮影は楽しい。楽しむってことが1番かな、頑張ってほしい」とエールを送られていた。

同プロジェクトは、応募総数約5500人の中から、1月よりオーディションが始まり、約半年かけて深夜ドラマの主演を決定する。今回から自薦だけでなく他薦も可となった。3月に30人のセミファイナリストから、プロジェクトの公式ラインアカウントでの視聴者投票により、ファイナリスト16人が決定。さらに2度の審査を経て4人が最終ラウンドに進み、同局系ドラマ制作陣が撮影したショートドラマの個人演技を実施して、視聴者投票でグランプリが決定した。

同番組は、プロジェクトのお笑いコンビ、ニューヨークと、元乃木坂46高山一実がスペシャルサポーターを務めた。

最終ラウンドには大平くるみ(18)大嵩愛花(17)馬越友梨(14)幸澤沙良(16)の4人が進出していた。