英王室を離脱したヘンリー王子(37)が、10年前に米ラスベガスのカジノホテルのVIPスイートで裸でパーティーを楽しむ様子が報じられて話題になった際に着用していた黒のブリーフパンツが11日に競売にかけられることが明らかになった。地元メディアが報じたもので、出品したのはパーティー会場でパンツをヘンリー王子からもらったと主張する元ストリッパーのキャリー・レイチャートさん(43)で、最低入札金額は1万ドルだという。パンツは同地にあるエロティック・ヘリテージ・ミュージアムで2015年から展示されていたというが、英ミラー紙に「退屈な男になってしまったのが、本当に残念」と手放すことを決めた理由を語っている。

当時27歳だったヘンリー王子は、休暇で訪れていたラスベガスでストリップ・ビリヤードに興じるなど全裸で女性と戯れる姿が米メディアに流出して「乱交」が大きな話題になっていた。それから10年が経ち、今では2児の父親となったヘンリー王子について、「最近の彼はまじめでシリアスな顔をしているが残念です。家庭を持ってもリラックスする必要があります。少なくともこのパンツは、彼が楽しい王子だった頃の姿を思い起こさせてくれます」とレイチャートさんは語っている。入札額が80万ドルを超えた場合、落札者には24カラットゴールドに包まれた1996年のドンペリニヨン・ロゼのビンテージボトルが贈呈されるという。

最低100万ドルでの落札を希望しているというレイチャートさんは、酔ったヘンリー王子は全裸でマイケル・ジャクソンのヒット曲「ビート・イット」の曲に合わせてエアギターを演奏し、股間を手で覆っていたと当時を振り返り、キスをしたことも明かしている。「(妻の)メーガン妃が王子をコントロールしようとしていることを思い起こさせてくれるでしょう。でも、気をつけて。今度また彼がラスベガスを訪れたら、ワイルドな一面が復活するかもしれないわよ」と皮肉っているが、収益の一部はヘンリー王子とメーガン妃が運営する慈善団体アーチウェルに寄付されるという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)