11人組男性グループJO1が、全国5都市を回る初のアリーナツアーのファイナル公演を10月23日に東京・有明アリーナで開催しました。

3時間以上に及んだライブは、ヒットナンバー「Move The Soul」でスタート。「Born To Be Wild」「Algorithm」、配信曲「YOLO-konde」など20曲以上を披露し、多くのJAM(ファンの総称)を喜ばせました。

トークコーナーでは11人がそれぞれの思いを口にしましたが、特に印象に残ったのが金城碧海(きんじょう・すかい)です。

昨年10月に適応障害と診断され、治療に専念するために活動を一時休止しました。

仕事に本格復帰したのが今年3月4日。JO1の初ドキュメンタリー映画「JO1 THE MOVIE『未完成』-Go to the TOP-」のイベントへの出席です。仕事復帰をするという発表はすでにしていましたが、JAMや取材陣の前に立つのは約4カ月ぶり。くしくも、この日はデビュー2周年の記念日でした。

当時のことを振り返った金城は「数カ月、誰とも連絡を取っていない、ちょっと閉ざしていた時があった」と話し始め、「徐々にメンバーやマネジャーらのおかげで立ち直ることができました」と仕事復帰への経緯を続けます。

そして、メンバーと再会した時の思いを「やっぱ、このメンバーじゃないとと思った」と涙ながらに語り、仲間に感謝の言葉を贈りました。

この後に母親への思いも続けます。「母子家庭に育って迷惑をすごくかけた。お母さんがもっと、(自分を)誇らしく思ってくれるようにしたい」。こう誓った時も涙声。素直な思いの吐露に会場からは、すすり泣きの声が聞こえてきました。

ステージ上では唯一無二の華麗なパフォーマンスを見せる金城。キラキラと輝いて、手の届かない高い存在のように思えます。一方で、こうやって素直な思いを耳にすると、ぐっと身近な存在になって応援をしたくなっちゃうな。そんな思いになりながらノートにペンを走らせました。【松本久】