モデル新沼凛空(りあ、15)が、ファッション誌「CanCam」の専属モデルに起用されたことが15日、分かった。

今月22日発売の4月号から登場する。芸能界入りして約1年。“赤文字系”で20代がコア層となる同誌において、現役中学生としては異例の抜てきとなり、現在の専属モデルの中でも最年少となる。このほど、日刊スポーツの取材に応じた。

172センチの長身に加え、ナチュラルな眉毛がチャームポイントだ。数回モデルとして登場経験のある同誌に、専属モデルとして加わることになった。

「CanCamの撮影で、モデルの撮影がすごく楽しいなと思っていました。なれるのであれば専属モデルになりたいって思っていたんですけど、『専属モデルになれる』という知らせを聞いて、すごいうれしかったです。信じられなくて、ビックリしました」

まだあどけなさが残る中学3年生だ。15歳での専属モデル就任に「まだ中学生なのにって思いますし、こんな年齢でCanCamの専属モデルになれるなんて思ってもなかったですし、驚きしかなかったです。母も『すごいじゃん!』って言ってくれました」と話した。

憧れは、同誌専属モデルである中条あやみ(26)だ。4月号では、中条の企画ページで念願の初共演もしたという。「ずっと『憧れです』って言っていて。撮影時に思いを伝えたら『え、うれしー』って言ってくださって。緊張しててあんまり覚えてないんですけど、すごい優しくて明るくて、やっぱり憧れの人だなって思いました。さらに好きになりました」と、満面の笑みを見せた。

22年2月に「TGC(東京ガールズコレクション)オーディション」でグランプリを獲得し、芸能事務所4社の競合の末、芸能界入りした。芸能界にあまり興味はなかったというが、コロナ禍で学生生活が自由に送れない娘を見た母が「挑戦してみたら」と背中を押し、オーディションに挑戦。同3月、東京・代々木第一体育館で行われた「TGC」でモデルデビューした。

「もう緊張しすぎて、前に歩くことしか考えていませんでした。『転んだらどうしよう』とかもちょっと思っていたんですけど、いざ歩いてみると楽しくて。会場の雰囲気に背中を押されてといいますか、楽しいっていう思い出が残っています」

しばらくモデルを軸に活動していく予定だが、将来的には中条のように女優にも挑戦し“二刀流”を目指したいという。ステージは「自分が1番輝ける場所」。来月3日、代々木第1体育館で開催される「TGC」にも、デビュー以来、約1年ぶりに“凱旋(がいせん)”する。

「今回のTGCも楽しむことが一番で、雰囲気、服や曲の雰囲気に乗って楽しいTGCにしたいです!」

今後についても「楽しいことは思いっきり楽しんで、やるべきことはしっかりこなす。切り替えをしっかりつけていきたいなと思います。何でもチャレンジしてみるという気持ちを忘れずに頑張りたいです。(将来の目標は)化粧品メーカーの顔になりたいです。あとは、まだまだ道は長いですけど、いつかはCanCamで単独表紙もやってみたいです!」と意気込んでいる。【佐藤勝亮】

◆新沼凛空(にいぬま・りあ)2008年(平20)1月30日、神奈川県生まれ。22年2月に「TGCオーディション」でグランプリを獲得し、芸能界入り。同3月に「TGC」でモデルデビュー。テレビ東京系「テレ東卓球塾~ひとラリー、いっとくぅぅぅ?~」レギュラー。趣味は韓国料理を食べること、特技はダンス。身長172センチ。