世界的人気を誇る音楽家坂本龍一さんの死去発表から一夜明けた3日、悲しみの声はさらに広がった。
音楽界に残した多大な功績をたたえるとともに、それぞれが在りし日の坂本さんとの思い出を吐露した。歌手大貫妙子(69)は「何より気骨のある人でした」と語り、女優中谷美紀(47)も悩み多き10代に坂本さんの音楽に救われたことを記し、小室哲哉(64)も「いつもうらやましがってきました」とつづった。
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大貫は、坂本さんがナビゲーターを務めてきたJ-WAVE「RADIO SAKAMOTO」が3月5日深夜に最終回を迎えた際、坂本さんに代わって進行した。ツイッターで「音楽を創る作業、作曲は身を削るような仕事です。自分の中にあるたくさんの感情、喜び哀しみを含む多様な事実と真正面から向き合わなければ、蓄積してこないもの。だからこそ、美しいメロディーは人の心を動かすのだと思います。そうした珠玉の作品を、私たちに残してくれました」と追悼した。最終回は坂本さんがテキストコメントで出演。1月に亡くなった盟友の高橋幸宏さんの楽曲5選も紹介した。
大貫は「なにより、気骨ある人でした。荼毘(だび)に付す前日、お会いすることがかないました。肉体に宿ったすべての苦しみから解き放たれ本当に安らかできれいなお顔でした。家族に見守られ安心して旅立ったことを思います」と感謝の思いもつづった。
中谷はインスタグラムで悼んだ。97年にヒットしたシングル「砂の果実」で坂本さんとタッグを組んだ。「迷い多き10代の頃、教授の奏でる美しい旋律と、そこに忍ばせた不協和音は、暗闇に差し込む一筋の光明のように私を救ってくれました。教授がご不在となった音楽界の未来を憂えても仕方のないことなのかもしれませんが、喪失感は拭えないものです」と悼んだ。
小室は「あなたにあこがれてきました。たくさん、たくさん、たくさん、いくつもの楽曲、功績、称賛、いつもうらやましがってました。作曲家として、編曲家として、鍵盤を奏でる人として。夢を見せてくれました」とした。
また、電気グルーヴ石野卓球(55)はツイッターで「小学生の自分にとって人生初の憧れの音楽ヒーローがまた1人亡くなってしまった」、布袋寅泰(61)も「何度かお会いさせていただいた時はいつも寛大なお言葉をかけていただきました。本当にありがとうございました」と、それぞれの言葉で悼んだ。



