NHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜午前8時)で語りを務める女優宮崎あおい(37)が、このほどオンライン取材会を行った。

朝ドラは06年「純情きらり」でヒロインを演じ、15年「あさが来た」に出演した。語りとしてオファーを受け「すごくうれしかったです。こういう形でまた朝ドラに参加させていただけるんだと喜びがあって。すぐに『絶対やりたいです』とお返事しました」と即決。局内では旧知のスタッフと再会し「NHKに来ると知っている方がたくさんいるので、廊下を歩いているだけでも楽しい(笑い)。10年ぶりにお会いしても変わらず当時の話ができるのは、これまで一緒にお仕事させてもらえたから。ご縁がつながって『らんまん』に参加させてもらえて、幸せです」と感謝した。

幅広い世代が見ることを想定し、収録では聞き取りやすさを意識。「役の設定があってのナレーションではないので、より直感的に物事をきちんと伝えることを意識していました。付きすぎず、離れすぎずの距離感がいいのかな」と心がけを語る。女優、語りと立場を変えて朝ドラに関わり「より隅々まで楽しめている気がします。自分も関わっているけれど、俯瞰(ふかん)で見ることによって好きなキャラクターも多いです」と新鮮に語った。

主人公槙野万太郎を演じる神木隆之介(30)については「ただのファンなので」と照れ笑いし、「神木さんが演じているからこそすてきな主人公になっていると思う。万太郎が笑っていれば大丈夫だと周りが思える、素晴らしい座長」。妻の寿恵子を務める浜辺美波(23)を「きゃしゃでかわいらしいのに芯の強い感じが伝わる」といい、万太郎との組み合わせについても「かわいい夫婦だなと。これから2人が年を重ねるのが楽しみ」と展開に期待した。

今後の見どころも紹介し「朝ドラの醍醐味(だいごみ)は成長を半年間見守れるところ。万太郎にいろんな再会があるので、見ている方は楽しいんじゃないかな」と笑顔を見せた。