英国のヘンリー王子(39)の妻メーガン妃(42)と親しい間柄として知られる英伝記作家オミッド・スコビー氏による王室の暴露本「エンドゲーム」が28日に発売され、チャールズ国王が王子を「あのバカもの」と呼んでいたと主張していることが分かった。

昨年12月に王子夫妻がネットフリックスで配信したドキュメンタリー番組「ハリー&メーガン」が原因で、激怒した国王は「誰にも息子について話して欲しくない」状態に陥り、フラストレーションがたまり、公然と「あのバカ」と王子を批判するようになったことがつづられている。「宮殿ではみんなが頭をかかえ、片頭痛が起きていた」とその時の様子なども明かされている。

また、ウィリアム皇太子夫妻についての記述では、2020年に王室を離脱したヘンリー王子夫妻が翌年に米CBSテレビのインタビュー番組で王室での人種差別を暴露して以降、兄夫妻と弟夫妻が会話をしていないことなども明かされている。また、キャサリン皇太子妃とメーガン妃は2019年以降ほとんど会話をしておらず、皇太子妃は「メーガン妃の名前を聞くたびに身震いする」ことや、妃に対して嫉妬していることなども記されており、「妃と話すより、妃について話すことに多くの時間を費やしてきた」と主張している。ほかにも、昨年9月に亡くなったエリザベス女王の葬儀では、キャサリン皇太子妃とエドワード王子の妻ソフィー妃がメーガン妃を無視していたことなども暴露している。

「メーガン妃の代弁者」と呼ばれるスコビー氏による一連の主張に対し、王室関係者は著書の内容の多くは誤りだと英デイリー・メール紙に反論。王子がメーガン妃と婚約してからずっと王室スタッフは「サセックス公爵夫妻に幸せになってもらおうと、気を使ってきた」と主張している。別の関係者も「でっち上げ」だと酷評し、「事実を装った陰謀論を広めるのは、表現の自由とは別の話」だと同氏を批判している。

英著名テレビ司会者ピアース・モーガン氏は、「笑えるほど一方的な主張」だと述べ、根拠のないうそばかりだとスコビー氏を批判している。また、ウィリアム皇太子の友人らも「事実を装ってうそを広めている」と激怒していることなども伝えられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)